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CEOダイアリー流通関連 番外編
お疲れ様です!
本日の焼津・・ 雨、雷がハンパなかったです^^
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前号、前々号で釣り具の流通に関してザックリと書きましたが
ここからが本番です(笑)
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個人的には釣り具業界の流通は傍から見ると「古い」ように見られがちですが
実に合理的で、良い意味での「持ちつ持たれつ」が形成されていると思っています。
ところが、ここ数年?、やり方を変えるメーカーも出てきています。
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前述のとおり、中間を無くすのが定番ですが、
従来の商流スタイルも維持しつつ、メーカーがネットで直販を試みたり
併用でなく、キッパリと問屋経由をやめて直接小売業様へ販売したり・・
最近では・・
卸業者から店舗系の小売様を飛ばして直接消費者へ・・・
良かれ悪かれ色々なパターンが出てきています。
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そして・・
基本的に上記の流れは流通、小売りサイドからは煙たがられます。
まあ当然と言えば当然なのですが、
メーカー側も
各方面からの批判・・最悪、「総スカン」を食らうリスクも承知でやっている事と思われますので
戦略を立て、リスクを計算しながら遂行するという意味では良い事だと思います^^
ただ、流通、小売業サイドの意見として
「今まで在庫を持って、販路拡大に貢献してきたのに・・・」 卸業者様の声
「どうせ自社のHPで直接売るなら、うちは売らない(販売にチカラ入れない)よ!」 小売業者様の声
「卸業なのに直で消費者に売るなら別の問屋から買いますよ!」 量販店バイヤーの声
などなど・・
まあ言い分は十分理解できるのですが
逆に・・
メーカーサイドから観たら
PB(オリジナルブランド)を持っている問屋様はうちの商品を積極的に販売してくれるのだろうか?? とか
似た流れで
店舗内に小売りサイドのPBが溢れている現状で、我々の商品を・・・ 以下同文・・
問屋様、小売様が重要な「お客様」であると同時に、市場ではコンペティターでもある現実・・
思うように仕入れて頂けなかったり、
在庫分の仕入れに消極的な場合、直販や中間飛ばしに走る事情も分からなくもありません。
そもそも卸&小売りPBは安いので値段で太刀打ちできないし・・
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景気が悪い悪いと言われ続けてはや10数年・・
各社試行錯誤して合理化を図るのは自然な流れですが
自分だけ儲かれば周りに多少の不義理をしても・・・的な考えで大成功するケースは極めて稀です。
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流通に関して日本より先を行く米国を見ても解るように
イレギュラー且つ極端な事をして市場を牛耳ろうとしても中々難しいと思います。
特に趣味の世界では難しいです。
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餅は餅屋・・
各々が持てる能力を活かして 基本に忠実・・且つ大胆に・・^^
そんな感じで良いと思うのですがどうでしょうか??
古いですか??
安達
PS、うちは中間飛ばしや消費者直販とか考えていません そこにパワー使うなら他に使います!
ただ、日夜、新しい流通は無いものかと模索はしています^^