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夢の秘境小笠原でライトゲーム
会社の研修で夢の小笠原諸島へ行ってまいりました。基本的には船に乗ってのオフショアの釣りを楽しむ予定でしたが、あいにくの強風で出船できない日も…
そんな日にオカッパリで1日ライトゲームを楽しんでみました。結果から言うとマジでちゃんと準備して行けばよかったと思うほどに、近場でめちゃ楽しめましたのでその模様をお伝えしたいと思います。
まずは小笠原への行き方ですが、東京の竹芝桟橋という客船ターミナルから出船して船で行く方法しかありません。空路はなしです。
その船なのですがなんと竹芝桟橋を出船してから24時間後に小笠原に到着します。とてつもなく遠い場所です。小笠原までは、おがさわら丸という全長150mもある大きい船で行きます。基本的に船は大きいほどあまり揺れないという頭があるので揺れないかと思ったらなんとめちゃくちゃ揺れました。
行きは到着が30分遅れたのですが、後で聞くと30分遅れるというのは相当荒れてたということのようです。それにしてもこのでかい船がこんなに揺れんだなというくらいに揺れました。弱い人はしっかり船酔いしますので、酔いが不安な方は酔い止めを多めにご持参ください。おがさわら丸に必須なものは、酔い止めと暇つぶしのネタです。ちなみに24時間ほぼ携帯は圏外です。Wi-Fiもありません。デジタルデトックスにピッタリはピッタリですが、現代人的には携帯ないとマジでヒマです。
さて、24時間の船旅を終え小笠原諸島の父島に到着しました。いっつも僕が南国へ行くと思うことですが、南国って天気悪い(笑)
相性でしょうか
はいそうなんです。小笠原は南国です。東京都なのであまり南国の印象がないかもしれませんが沖縄の緯度とほぼ変わらないくらいの南国です。
激荒れの行きの航路から想像は難しくないかと思うのですが、やはり到着しても海は大荒れでした。本来は聟島列島まで行って船中泊という夢のプランだったのですが、当然それも叶わず…。近場の湾内の出船も出来ないという日もあり仕方なくオカッパリで1日楽しむことにしました。
南国ライトゲームで僕が最も良い思いをしているルアー。それはTOTO HSです。このTOTO HSのトゥイッチングはどこへ言っても本当に良い思いをさせてもらってます。
このエソから始まりました。普段なら即リリースなエソですが、何が釣れるかわからない初場所のライトゲームなら嬉しくて写真撮っちゃいます。もしかしたらオガサワラナンチャラエソかもしれないし(笑)
後輩君にTOTO HSを貸してあげたらやっぱりオガサワラナンチャラエソを釣りました。大盛り上がりです(笑)
ライトゲームの良い所は何が釣れたって楽しめるってところではありますが、そうは言っても本命的な魚は釣りたいものです。調べるとやはりライトゲームの本命はメッキとなりそうな感じ。基本的にオフショアメインで考えていたので、ほぼ事前情報はなし。コレが楽しいんですよ。
メッキといえば大体スロープか河口と相場は決まってそうですが、スロープで反応するのはエソとダツばかり。宿から歩いて行ける範囲で行ける川は2つありましたが、1つはこちらもエソとダツのみ。やはり小笠原といえど本命とされる魚は簡単ではないんだなぁと最後の川へ。
こちらもボラばかりで特に他の魚の気配は感じなかったのですが、とりあえず投げてみることに。あ、ボラ引っかかっちゃった
メッキだったじゃないかー!!!!クッソ嬉しい!!!めちゃくちゃ引いたー!!!やっぱりTOTO HSのトゥイッチングは間違いない!!
トゥイッチングはロッドのしなりを利用してアクションをつけます。手でトゥイッチしようとすると疲れるし細かくアクションをつけることができないので、グリップエンドを肘の内側くらいに押し付けて、腕を使ってロッドをしならせながらアクションをつけると細かくトゥイッチングができます。
サイズ的には最初の1匹目がダントツに大きかったですが、小さいメッキも3匹ほど追加することができました。何度もチェイスやバイトが見えてめちゃくちゃ楽しかったです。
写真から見てわかる通り、川と言っても小規模河川です。用水路といいたいくらいの川で、この上は浅すぎてとても魚が入れるような水深ではありません。ひとしきり釣りきった感があるので移動すると、綺麗なリーフが広がる浜がありました。
リーフやゴロタはライトゲームの一級ポイント。期待に胸躍りますが、潮位が低くなって来たためか浅過ぎる。トップ持って来ればよかったーな状況でしたが、どうにかロッド立てながらルアーを通して
オガサワラノオジサンを追加(笑)
いやー楽しい。
この辺りでお昼だったのですが、一旦宿に帰って午後は自転車を借りて少し遠くのポイントまで足を伸ばしてみることにしました。
ロッド片手に自転車漕いで釣りをするのは中学生以来のこと。楽しすぎてテンションぶち上がりでしたが、気持ちは中学生でもやはり体は40のおじさん。
絶景だと思いますよね?確かに絶景だったのですが、この高さまで自転車漕いで登らなきゃいけないってことなんです。借りたのは電動自転車だったのですが電動自転車でも辛くて辛くて。大人は1000円足して原付バイクを借りることをお勧めします。楽しかったですけどね。
移動したのは八瀬川という川です。ここにはテラピアがいるということで移動してきたのですが確かにいました。これもTOTO HSです。釣れたのか引っかかったのかかなり微妙な感じではありましたが(笑)
自転車移動は無茶苦茶辛かったのですが、辛かった割にはテラピアとメッキ1匹づつと大した釣果を得ることが出来ずに再度移動。今度はリーフがらみのサーフです。リーフ周りでハタ系の魚が釣れるということで、こちらもワクワクが止まりません。
ひたすらサーフを歩いてリーフを探すと、サーフの端っこにリーフを発見。TOTO HSをフルキャストでリーフに乗っけるとバイトバイト!乗らないアタリが何度かあった後、やっと乗ったと思ったらなんとリーフに潜られてTOTO HSをロスト。まさか潜られるとは(泣)
魚と小笠原に申し訳ないとは思いつつ、とにかくTOTO HSがなくなったのが痛過ぎます。あれで最後だったのに。
いや僕にはまだアレがあるじゃないか
TETRAJIG7gでイシミーバイ!!やっぱり潜ったのはハタでした!!カッコイイ!!
TOTO HSと同じような使い方ができるのは実はTETRAJIGです。使い方はもちろんTOTO HSと全く同じ連続トゥイッチです。
リーフが浅過ぎるので、着水と同時にラインを抑えて沈まないように即トゥイッチを開始してのキャッチでした。軽いジグは実は沈めないでスプーンのように表層引きで使うことが可能です。そんな表層引きにTETRAJIGはピッタリ。タダ巻きでも表層引きは可能なんですが、個人的にはやはりトゥイッチした方が良い結果が出ています。今回も然り。持っててよかった
天候に恵まれずオフショアの釣りは不完全燃焼。オカッパリは準備不足で不完全燃焼と共に不完全燃焼な釣行でしたが、悔しすぎたので個人的にまた絶対行くと心に誓った小笠原釣行でした。
個人的にはメッキを釣る準備と、アオリイカを釣る準備、そしてワームを含めたアジングタックルがあるとより一層楽しめると思います!一生に一度は小笠原行ってみてください!!オカッパリもオフショアも異次元の世界が待っています!!