STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Pro Staff松岡 豪之

石に立つ矢

宮崎県在住/メインフィールドは九州全域。ヒラスズキ・シーバス・ヒラマサ等、様々なターゲットをショア,オフショアを問わず全国へと繰り広げている。 自身の釣り経験値に基づき、知性と感性で確実に獲物を狙い撃つソルトプロアングラー。

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2023.08.27

やはりヒラマサにも効くポッパー、バブリー185F

皆様どうもお久しぶりです。

ラフトレイルシリーズのルアーも徐々に充実し、ターゲットの魚にアジャストできる様になりました。

今期の春、バブリー185Fが発売され、青物も含め、マグロ類にも使いやすいモデル。

「ポッパーはマグロで使う」というイメージが強い様に思いますが、

このバブリーの特徴は、ポッピングは勿論、平打ちスライドアクション、そしてダイブもするといった優れもの。

使い手によって、色んな使い方が可能となり、様々な魚種、状況に合わせて使う事が出来る。

というお話を、イベント時に色んなアングラーとお話をする機会がありましたが、

どうやら「ヒラマサはペンシルで狙う」というイメージが強く、ポッパーはマグロで使うという話。

イメージ、思い込み?といった全体的な流れもあるかもしれないが、こういった使い方が主流となっているようだ。

 

ポッパー、ペンシルといっても、それぞれルアーアクションの違いや、水面の状況によって向き不向きもある。

風向き、風の強さ、波の高さ、潮の速度、潮風の向き、ベタ凪、といった具合に、

その時々で海の状況は変わり、上手くルアーを状況に合わせて使うという事が重要になる。

水面でルアーを操作する場合、特に使いにくい状況というのが、潮と風の向きが逆となる状況。

潮の流れの向きと風がぶつかる状況。

この時に起こる現象が、「ルアーの水つかみが悪くなる」という事。

特にペンシルはダイブしづらくなり、水面で転がるエラーが起こりやすくなる。

こうなってしまっては、上手くルアーアクションも行えず、釣れる可能性が低くなってしまう。

こういった状況の時に活躍してくれるのがバブリーである。

ポッパーでも高浮力の物であれば、やはり転がりやすくなってしまうが、

バブリーの場合、細身の形状、転がり難いギリギリな浮力設定である為

ある意味、どんな水面の状況でも使いやすく、しっかりアクションをしてくれるので、

私の中では、困った時のバブリーという位置づけで、信頼度も高い。

今期から始まった、釣りビジョンの新番組「ビヨンド・ザ・ブルー」。

5月中旬、山口県の八里ヶ瀬でのヒラマサキャスティングゲームも、産卵前のシーズン終盤という事もあって

殆どの個体が産卵に入り、ヒラマサも少ない状況でバイト数も少ない。おまけに潮風の向きが逆になり、釣りにくい状況となった。

この時、迷わず選んだルアーが、バブリー185F。

ルアーが後方から来る波と流れに押されて転がらない様に、ルアーの移動距離を少なくして、平打ちダイブをさせたかったので、

シングルフックをセット。ルアーアクションのレスポンスを上げたい為に行った。

沈み瀬の浅い所、25メートルラインにルアーが着水して、移動距離の少ない4アクション目でのヒット。

水中で吸い込んだバイトは、しっかり水中にダイブさせる事が出来ていると、

ミスバイトも少なく、掛かりがいいので安心してファイトする事が出来た。

そして上がったのは、満足の一本、15キロのヒラマサを手にすることができた。

キャスティングでのトップウォーターゲームで、お思い描いたように釣れるのは、

本当に気持ちのいい瞬間である。

1本目はバブリー225Fで18キロ。

フック、がまかつ社 トレブルSP XH 5/0

2本目はバブリー185Fで15キロ。
フック、がまかつ社 管ムロ 30

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