STAFF REPORTスタッフレポート

TROUT Field Staff中野 光大

すべての答えはフィールドに

東北地方を中心としたトラウトのニュース、その時なぜそのルアーを使用したかそしてなぜヒットしたのかを自分なりの考察とともにフィールドからお届けします。 岩手県在住。釣り大好き人間です。記念すべき生涯初フィッシュはヤマメという根っからのトラウト野郎です。一番大好きなのは夏のヤマメ釣り。オフシーズンはジギング、エギング、ワカサギもやります。

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2020.10.08

今季のイワナ

イワナ。

大雑把に分けると

春の低水温・雪代絡み→雪代収束後の渇水前→夏の濁り(雨絡み)→秋のヤマメが本流から姿を消した後

が大きいイワナを狙えるタイミングではなかろうか。

この三匹のイワナは春先に釣れたイワナです。ルアーに対する反応も比較的アグレッシブなのでルアーを長い距離チェイスしてくれる。RYUKI50sだけでなく60sや70s、渓流でも水深があるポイントなら80sまで投げてみるのも面白いです。ヤマメよりトゥイッチの間隔を大きく取って誘う(次のトゥイッチまでの間隔を長く取る)フォールの時間を長く取る、といったところです。その合間にタダ巻きも織り交ぜて狙うのも有効なはずです。

この二匹は本流でダウンストリームでキャッチした二匹です。ルアーはともにRYUKI70s。

川幅的に見ればRYUKI50sでもオーケーではあった。しかし雪代残りで気持ち増水気味だったこと、ルアーのボリュームをあげてアピールしたかったからRYUKI70sをセレクト。ただ一番のキモはダウンでの安定性を優先したかったから。自重があるからRYUKI70sはダウンの釣りに強い。ダウンでくだりながら少しアップでなげればカウントしてレンジも刻むこともできるので重宝してます。

この二匹は夏の雨絡みの増水の時のイワナです。場所は普段ならヤマメの沢。もちろんアップストリームオンリー、、と言いたいところだが。この時はかなりの増水。普段は足首程度のところがスネまで増水。アップのアプローチではアッという間に流されてチェイスはあるけど乗らない、バイトはあるけど無理に喰わせてバラシ多発。。過去の経験を踏まえてこの時はダウンでアプローチ。

しっかり目の前を通してヒラウチ→流れにRYUKI50sを乗せてその場でステイ→ここで乗らない時はさらにヒラウチさせて煽る。このパターンでストライクでした。

最後のこのイワナ。これは雨とか全く絡まない、超渇水の時にヒットした一匹です。白泡の下に隠れていたところをRYUKI50sをストンとノーアクションで1~2秒(長すぎると根掛かります)ほど放置気味にして巻きはじめでのヒットです。しかしこのイワナは日没15分前にヒットしたのでメソッド云々ではなく完全に時間帯がヒット要因でしょう。イワナは夜に行動している個体もいるはずなので夏の渇水高水温時期は薄暗い時間を狙ってみるのも一つですが、リスク管理は自己責任です。

以上です。今年は9月のヤマメがいなくなった流域でのイワナには出会うことが出来ませんでした。まだまだイワナのことを勉強しなくてはいけない。40絡みを常に釣るというのはなかなか難しいものです。再現性の低さ、ヤマメより長生きで色々経験しているからヤマメと違った賢さ、一度警戒するとうんともすんとも岩魚い。(笑)

河川(海は繋がってない)での最大は58、いつか60を東北で釣りたいと思っています。

タックル

ロッド:シルバークリークネイティブスティンガー88MH5 同51UL4他

リール:イグジスト2508 LTルビアス2000 ステラ2000他

ライン:PE0.6~0.8

リーダー:6~10ポンドリーダー

スナップ:Dスナップライト各サイズ。

ルアー:RYUKI50S RYUKI70s RYUKI95s