皆さんこんにちは、神奈川のソルトスタッフの佐藤です。
11月頭に南伊豆に釣行しましたが、今期好調だったメッキも、季節外れの台風で河川の水温が下がり、群れが抜けてしまいパッとせず。
イベント等や天候不良もあり、ここってタイミングで釣りに行けず欲求不満が溜まっていました。

　11月28日、雨予報を強行して南伊豆沖磯へ釣行する事ができました。黒潮は例年よりも若干高い海水温を維持していますが、冷たい雨風で沿岸の海水温はぐっと下がってきて21℃前後。ショアからのアカハタ・グルーパーゲームは終盤と言った所でしょう。この時期のアカハタは、居ても食わないケースが多く、時合やアプローチで差がつく若干難しいシーズンです。最初の磯は、大きな岩が点在し、流れに沿ってスリットが広がるポイント。前日のうねりが僅かながら残っていたため、まずはヒラスズキ狙いからスタートします。

しょぼサラシへミノーをキャストすると、弾かれるようなバイトがありましたが、ヒットならず。魚の食い気がないか、サラシが足りないのでしょう。続けて、アカハタ狙いに切り替え、ロックグラブ3.5インチの18gフリーリグをメインに広く探っても反応無し、アタリは愚かフグにもかじられません。雨は時より強く降り厳しい時間が過ぎます。
今回の奥の手？餌の冷凍キビナゴを使ってみます。前回、後輩を連れて来た時に、散々ワームで叩いて反応がないスポットから、良型のアカハタを立て続けに釣られてしまいました。タチウオでも流行ってるキビナゴ、もし餌なら釣れるとすればルアーに足りない物はなんなのか？その検証をしてみたかったためです。ワームフックにキビナゴをそのまま付けキャストしますが、イマイチ使い辛く、有効的に使えません。それでも先程ワームで流したスポットから1匹だけアカハタが釣れました。やはり魚はいる。しかし続かず。潮が動き出すタイミング、磯変えの時間が来たので、もう少し浅場で水温の高そうな湾内の磯へ移動しました。

次の磯は先ほどの磯とは違い、沖に緩やかなゴロタとスリットが重なる複合スポット。広範囲を広く探るために、ロックグラブ3.5インチの18ｇフリーリグにブレードを付けてロングキャスト、これが正解。１投目から良型のアカハタがヒットし、なんと５投連続キャッチ。




さっきまでの苦戦はなんだったのか？ワームでも全然釣れる。違うのはスポットと潮の動き。それだけ魚の活性に依存している可能性が大きいと判断。何しろキャスト後、ファーストフォールでのバイトが２回、いかに活性が高いかが伺えます。魚はどの磯にもいる。ただ水温が少しでも高いエリアに多く魚が集まり、潮が動くタイミングだけ口を使うという事。その後２匹追加したタイミングで潮が止まってしまい、朝の渋い状況に戻ってしまいます。やはり潮かな？再びキビナゴを付けてみると、足元の岩の隙間から１匹釣る事ができました。雨は強くなり、１時で納竿としました。
　怒涛のラッシュのお陰でルアーで７匹、キビナゴで２匹といった結果です。今回の結果から、活性の高い魚にはロックグラブのスイミングは破壊力が有り、効率良くヒットに持ち込める。しかし食い渋った魚には、やはり餌のキビナゴに軍配が上がったこと、アカハタはショートバイトから咥え直すケースが多いことから、匂いや味は非常に有効だと検証する事ができました。
シーズン終盤のグルーパーゲーム。渋い分ゲーム性が上がって面白いかもしれませんね。是非皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか？

ヒットルアー

ＤＵＯ テトラワークス ザ・ロックグラブ３．５インチ サンセットオレンジ

ルアーのスタッフなのに餌？と思う方もいるかな？って考えたんですけれど、よりルアーで釣るためにこんな考え方で釣りをしてるという事を知って頂きたかったので、今回このような記事を書きました。
その後、色々なワームの匂いを嗅いだり、面白いフォーミュラーとかないかな？と釣具店を回っています。佐藤の釣りの研究の日々は続く・・・

※お願い
ロックフィッシュは乱獲により、資源が減りやすい魚種のひとつです。必要以上のキープは避け、小型はエア抜き等の適切な対処をし、リリースを心掛けていきましょう。
食べても美味しいロックフィッシュ、長く楽しむためにも自主的な心掛けが大切です。
また釣り場のゴミ捨てが問題になり、釣り禁止の場所も増えています。最低限自分のゴミは持ち帰り、余裕の気持ちのある方はコンビニ袋１つ分でも良いので釣り場のゴミ拾いをお願いします。