STAFF REPORTスタッフレポート

TROUT Field Staff中野 光大

すべての答えはフィールドに

東北地方を中心としたトラウトのニュース、その時なぜそのルアーを使用したかそしてなぜヒットしたのかを自分なりの考察とともにフィールドからお届けします。 岩手県在住。釣り大好き人間です。記念すべき生涯初フィッシュはヤマメという根っからのトラウト野郎です。一番大好きなのは夏のヤマメ釣り。オフシーズンはジギング、エギング、ワカサギもやります。

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2018.10.16

十和田湖ヒメマスレポート2018


 渓流シーズン終了後に始まるのが10月1日に解禁する十和田湖のヒメマス釣りである。最高のロケーションの中でロッドを振れる喜びはトラウトアングラーなら誰でも同じだと思う。

(写真提供;トミー敦 敬称略)

さて2018シーズンであるが、いつになく接岸が悪かった。私自身この釣りを始めて3シーズン目に突入するが初めての経験である。ここまでの2シーズンを振り返ると、1シーズン目にあたる2016年、孵化場がある和井内エリアだけでなく多くのポイントで接岸見られ、群れを探すのに苦労はしなかった。2シーズンの2017年、この年は少し接岸しているヒメマスの減少傾向が見られた。しかし効果的なルアーである(ヒメマスRYUKI50SP)のデビューした年もあってか自分自身は前年とあまり変わらない結果であった。

http://www.pref.iwate.jp/suisan/kikan/oshirase/jouhou/007672.html 参照

少し古いデータではあるが10年に一回程度の不漁年がみられます。一度不漁になると回復するまで5年程度要することから例年通りの接岸が復活するのはデータ通りであれば5年後?になると思われます。

 データばかりでは意味がないので実際のフィールドで答えを探してきました。個人的には今年の様に釣れない年ほど燃えるものがあります(いつでも燃えている)というのも一つのルアーやメソッドで爆釣するようだど一つの方法のみで終わってしまうことも少なくないからです。しかしながら魚が多い時の方が色々試せるという考え方もあるので何とも言い切ることはできませんが、不調年はメンタル的なトレーニング、それから新しいポイント開拓という面で意味があります。

まずは定番RYUKI50SPで。この時は接岸は見えてなかったのでライズがあった方向にキャストしてジャークに近いトゥイッチ→ポーズ→視認性抜群のRYUKI50HIMEMASU SPがスライド→アワセ

の自分の中ではコレがベーシックな釣り方。この釣り方は比較的スレてない時、やや沖目のフレッシュ気味な魚に対して有効だと考えてます。

次は多くのアングラーが蛍光色のルアーで攻めていると考えてノーマルRYUKI50SPでの一匹。

サクラマス(ヤマメ含む)と喧嘩しているヒメマスがいたので試してみたらヒット。これはテクニックというよりパーマークを含んでいるカラーだから釣れたといったところ。

RYUKIVIBでの一匹。遠投ではなく足元にいた一匹。最初RYUKI50SPで鼻っ面を通そうと考えたがSPはゆっくり沈んでいくために魚の任意のレンジに到達したときは既に移動してしまったり別の雄や雌を追いかけてしまうもどかしさがあったのでストンと沈めて強制的に目の前をチラチラさせてヒット。この釣り方は本当に最終手段的な方法であります。なぜならファイト時間は一瞬であるから。しかし目の前に大型がいると黙ってはいられないし今年みたいに数が少ない年は悠長なことは言ってられません。

この一匹はRYUKI45Sでの一匹考え方はRYUKIVIBでの一匹に近いです。しかしリップの付いたミノーでより攻撃的にアクションさせたいしRYUKIVIBよりゆっくりとフォールさせたいから(VIBは5.3g RYUKI45Sは4.0g)

自分自身の釣果数は例年の半分ほどでありますが新しいポイントや新しいメソッドの可能性を知ることができたシーズンでありました。

最後に年々駐車マナー、糸くずなどのゴミが目立ちます。フィールドあっての釣りなので最低限のマナーは守るようにしてもらいたいです。

タックル

ロッド:Blakiston500L STS601Si? TS56UL

リール:STEEZE Type1  月下美人1003RH

ライン:PE0,6号

ルアー:RYUKI50SP? RYUKIVIB