STAFF REPORTスタッフレポート

TROUT Field Staff中野 光大

すべての答えはフィールドに

東北地方を中心としたトラウトのニュース、その時なぜそのルアーを使用したかそしてなぜヒットしたのかを自分なりの考察とともにフィールドからお届けします。 岩手県在住。釣り大好き人間です。記念すべき生涯初フィッシュはヤマメという根っからのトラウト野郎です。一番大好きなのは夏のヤマメ釣り。オフシーズンはジギング、エギング、ワカサギもやります。

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2018.07.30

渇水に打ち勝つ

 連日凄まじい暑さが続いている7月。私の住んでいる岩手県北部も御多分に漏れず最高気温は30℃を超える日が続いている。ここ最近は朝イチだけや夕方だけなど短時間での釣行が続いていたがこの日は午後から時間ができたので少し長い距離を歩いて足で稼いでみようと考えた。まとまった雨は2週間以上降っていない。しかし渇水の時にしか現れないれないポイント、流れ、スポット、魚は必ず存在する。渇水のネガティブ要素として考えられることは、流れに勢いがなくなる、ポイントの規模が小さくなる、チェイスする距離が短い、である。逆にポジティブ要素はポイントが絞りやすい、(これはある意味ネガティブ要素)、普段は入れないところにガンガン遡行できる、アングラーがいつもより少しだけ少ない、ルアーを拾える、である。

 前述したポジティブ・ネガティブ要素を念頭に置いて規模の大きめな渓流に挑んできました。この時規模の大きめの渓流を選んだ理由としては沢や支流に比べるとまだ水量が豊富だからだ。真昼間からスタートして少しでも日陰・溶存酸素量が多いエリアを長い距離を遡行した。こういうシビアな時私が意識するのがワンキャスト目から正確に流れの筋にキッチリいれて綺麗に誘う事。3投に一回入れば良いとかそういう事ではなく最初からそしてキレイにRYUKI50sを立ち上げてヒラ打ちさせる。正確なキャスティング技術はできて当たり前でそこからが本当の勝負。暑くても普段より疲れてももちろんアプローチも静かに行う。

 ガンガン瀬の脇にRYUKIをダウンで送り込みヒットしたギリギリジャスト30?の夏ヤマメ。

DSCN1773.JPG

 釣りをスタートして直ぐにヒットしたのでまだまだ次があるはず!と考えひたすら遡行。これでも十分嬉しいのだがもっと大きい奴がいるはず、、2本目の尺を、、と甘い考えが巡る。

 やっぱり現実はそう甘くはなく夕方までこれと言ってデカい魚のヒットはなかったが最後のポイントで更なる一撃待っていた。

DSCN1782.JPGDSCN1775.JPG日没間際だったので写真撮影は場所を選べなかったのが残念ではあるが33か34位のヤマメ。やっぱり30?前後のヤマメとは全然風格が違う。暑さも吹き飛ぶ一撃。

 渇水でも暑くても歩けば良いことがあるようです。

tackle 

ロッド:Blakiston500L

リール:カーディナル3X

ライン:アマードF+プロ

リーダー:グランドマックス5ポンド

ルアー:RYUKI50s