STAFF REPORTスタッフレポート
夜な夜なプラッギングメバル
春からのアフターとなるメバル。
この時期は磯からのヒラスズキや青物に忙しいが、
その釣行帰りの夕暮れのひと時をプラッギングでのメバル釣りに癒しを求め、
友人と夜な夜な磯やゴロタ場をウェーディングしながらヘトヘトになるまで遊んでいる。
友人のHくんが「赤木さん今夜もメバル行きません?」とのお誘いに勿論二つ返事の私。
最近プラッギングでのメバル釣りにドハマリの友人は、お互いお気に入りのカラーのエビッコをぶら下げ2人仲良く近い距離に立ち込みメバルのフィーディングを待ちながら日の残る西の空を眺めキャストを始めた。
今年のメバルの状況はというと、ムラが激しいが良い日には夕マズメから頻繁にヒットが続き、素早い食材確保も可能である。
まだ夕日の明りが残る時間帯からの友人にファーストヒット!
しっかり咥えたエビッコに本日の活性の高さが伺える。
メバルは一度アタリだすと、それからはダラダラとアタリ続けることが多いが、結局その1匹で終ることもあるので気が抜けない。
数分後なんとか私にもガッチリバイトしてくれた。
小気味の良いファイトに綺麗な弧を描くロッドが夕暮れの明りに映える。
藻のジャングルに突っ込まれると容易には出て来ないので、その前にしっかり浮かさねばならない。
調子に乗って余裕でファイトしていると簡単に藻に入られ回収できないことになるので注意したい。
時折小型のマルスズキまでバイトするのでこれはこれで楽しいが、あまり大型がヒットするとメバルタックルでは大変な場合がある。
その後も順調にメバルのバイトが続き、友人のエビッコには余裕の尺超えまでヒットとなった。
「これは帰って刺身で日本酒やでぇ」
めったに出ない尺超えに2人で興奮してその後もパラパラとバイトしてくるメバルに大はしゃぎ。
少しアタリが遠のいてくる頃「そろそろ帰って一杯やろか」などと話していると
友人が「これデカいかもです」とロッドを大きく曲げた。
直後に大きな水面を割る音が響き、ターゲットの違いに友人の表情が落胆の表情へと変わった。
「これも含めて楽しいですよね」そう呟く友人。
狙ってもなかなか釣れない80cmのマルスズキに苦笑いで締めた。
けして深追いしない所にまた次回も仲間と楽しめるといった意味を含んでいる。
もうしばらく友人達と夜な夜なウェーディングし、世間話でもしながら春から初夏のメバル釣りを楽しんでみたいと思う。