STAFF REPORTスタッフレポート
タイドバイブスコア100 デビュー
いよいよデビューを迎えるタイドバイブスコア100
このルアーに求めたのは、サーフや磯等のフィールドで必要となるアピール力と軽快な操作性、そして釣果です。
大型バイブレーションのシルエットによるアピール力は言うまでもありませんが、このサイズのバイブレーションプラグとなるとリトリーブ時の抵抗が大きくなってしまいます。キャスト回数が多いルアーゲームでは、過度なリトリーブ抵抗は疲労に繋がるためストレスとなりますが、タイドバイブスコア100に求めたのはリトリーブ抵抗を抑えながらもスローリトリーブからファストリトリーブまでしっかり泳ぐことでした。
ミノーやシンキングペンシル、メタルジグやバイブレーションプラグといったタイプの異なるルアーには、得意なリトリーブスピードがあります。スローリトリーブが得意なシンキングペンシルやミノーはファストリトリーブではバランスを崩してしまいますしファストリトリーブが得意なメタルジグやバイブレーションはスローリトリーブでは泳ぎません。マッチ・ザ・スピードを意識してのルアーセレクトも醍醐味ですが、スローからファストリトリーブまでルアーが泳いでくれれば使いやすいと考えました。タイドバイブスコア100のサンプルモデルをキャストしてみると僅かなバランスの違いで抵抗が異なったことを記憶しています、このサイズなのにストレスが少なくスローからファストリトリーブまで適度な抵抗で泳ぎを感じることができるのを体感してみて下さい。
デイゲームでは、ルアーにアクションを加えてのリアクションとルアーカラーによるフラッシング効果も有効となります。ビッグバイブレーションはウェイトがあるためロッド操作に対してのリアクションが小さくなりがちですが、水切りの良さでカバーすることでリアクションバイトを誘発します。
ボトムコンタクトが多いサーフゲームでのインナープレートによるフラッシング効果は、タイドバイブスコア78で実証済みです。サイズアップによりプレート部分が大きくなったことで光量の多い時間のアピール力が増していることは間違いありません。オープンエリアのルアーゲームでは、ターゲットにルアーを見つけてもらうことも釣果を得るために重要な要素となるため強い味方になってくれると考えています。
100ミリというサイズのバイブレーションプラグには、弱点もあります。このレポートでルアーの弱点を紹介するのは問題がるのかもしれませんが、開発に携わった一人として隠すわけにはいきません。
その弱点というのは、ルアーの飛行姿勢で風向きやキャスト方法によってはルアーが回転してしまうことがあります。ウェイトがあるため回転しても飛距離は充実していますが、ストレスを感じると思います。テストでは、様々な条件下でキャストを繰り返しました、風による影響もありますがキャスト方法による影響も大きいためキャスト時に回転してしまうことが多ければロッドティップからの垂らしを長めにしてキャストすることをお勧めします。使用するロッドやラインによっても違いがあると感じています。
タイドバイブスコア100をキャストすればどんな状況でも釣果があるとは言いませんが、このタイドバイブスコア100でキャッチすることができる魚が増えることは間違いないと感じています。
扁平ベイトを意識した状況や水深があるポイントでのボトムサーチ、シャローエリアをファストリトリーブとリアクションで手返しよく探ることも得意ですので一度使ってみて下さい。
ロッド パームス ショアガンエボルブ106M+FL
ライン 東レ シーバスPEパワーゲーム18lb パワーゲームフロロ20lb
ルアー タイドバイブスコア100