STAFF REPORTスタッフレポート
飛騨のトラウト
毎年初夏になると友人の住む飛騨までクラブメンバーとともに車を乗り合わせワクワクしながら足を運んでいる。
ありがたい事にその友人は飛騨の秘境ともいえる山間に別荘を構えており、ここをベースに支流と本流でのトラウトを狙う。
梅雨の晴れ間に降りそそぐ太陽に照らされ透き通る流の中から勇猛果敢にミノーを追掛けるトラウトに魅了され、ついつい夢中で仲間達とはるか上流まで釣り上がってしまう。
支流と本流のヤマメやイワナをミノーイング主体で速い流れの中を攻める釣りは、紀北の加太で狙う青物さながらの釣りである。
特にイワナは岩のエグレやブッシュなどの障害物周りのピンを見抜いて打っていく。
ヤマメの方は流れの中を主体に攻める釣りになる。
私は当然イワナ狙いのアプローチの方がしっくりくるので毎回そちらを重点的に狙ってしまう。
なぜなら磯でのヒラスズキ釣りとよく似ているからだ。
ここぞと思うストラクチャーにリュウキを打込むことができれば大抵まずまずのイワナが飛び出してくる。
流れがすこし澱んだエグレのピンにはまるでレアリスジャークベイトでヒラを打たせた時にバイトするヒラスズキの様に眼にも止まらぬ速さでイワナが飛び出してくる。
支流には初心者の私でも扱いやすいリュウキ45S・50Sが良く飛びアプローチが楽である。
薄いボディは流れに強くヒラ打ちしやすい。更にトゥイッチのレスポンスも良く喰わせ易い。
いつもは潮風をあたりながら砕けた波ばかり見ている自分にとってこの飛騨の渓谷美は一服の清涼剤。
釣りが終われば温泉に浸かり仲間とのBBQで締める。
飛騨の人、自然、美味しい食べ物に癒される楽しい旅となった。