STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Pro Staff赤木 光広

漢磯紫流儀

磯を舞台にターゲットに真っ向勝負を挑むパワフルアングラー赤木光広のホットレポート。 岸和田市在住 / 紀伊半島をホームにヒラ・マル・青物を追い求める、常に全開の豪傑釣師。

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2015.04.23

ベイトサイズとSLD

最近ほぼ毎週南紀通いである。もちろんヒラスズキ狙い。間違いなくヒラスズキ狙い!。絶対にヒラスズキ狙い!。

ただ少し気になるのがカツオの美味しい季節でもある。
帰りに魚屋でカツオの刺身を調達して冷えた地酒で一杯やる、これがたまらないので、少し、いや半分はそちらも目的(笑)。  

この日も私と同じ事を考えていた よしたか師匠と二人でヒラスズキと魚屋のランガン南紀旅へ。
釣りなのか、あるいは食材調達かはさて置き、理想のサラシと絶品の刺身を求めての徘徊がはじまった。

数日続いた時化で潮色はクリーミーな感じで少しでも澄んだ潮色のエリアを求めては移動する。
すでに午前中にヒラポイント3箇所、魚屋2箇所のランガンで、まだ生きた魚には出会えていない二人。
午後にやっと少し濁りの影響が弱いエリアを見つけ、潮の下げたタイミングでのアプローチとなった。

波が高いため磯際から十分下がってのアプローチをする。こんな場合私はベイトサイズに関係なくタイドミノー145SLD-Fを迷わずチョイスする。しかし立ち位置から沖まで多くシモリが点在しているためカレントも複雑でピンのエグレに入る流れを中々捕らえることができない。

投げること十数投したところで自然に対して身体を合わせることができてきた。
ミノーが流れに同調しその流れが落ち着いたところで引っ手繰る様な鋭いアタリがでた。
バイトからヒラスズキではないと判断。無理に怒らせるとシモリだらけのスリットに直ぐに突っ込まれる。

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こんな場合のファイト時に意識するのはノット部分である。常に水面からのノット位置を確認し、優しくファイトしながらも絞め込む魚のレンジキープを心掛け、根ズレを回避する。
時間を掛けどうにかバテた様子で磯際へと寄った所を師匠が取り込んでくれた。

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口からは大量の稚鮎を吐いている。そのサイズは5cm?9cm。
ここにきて稚鮎という格好のベイトフィッシュの付場という生の情報を得ることができた。
タイドミノー145SLDにしっかりとバイトしてくる漢らしい魚に次回釣行のヒントが隠されていた。

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夕暮れ間際まで師匠と二人で磯で遊び、そして疲れた身体にビールのち冷酒と最高の仕上げとなった。

さて次もグッドサイズのヒラスズキを求めてのんびり南紀へ邪念を持ちながら南下するとします。

ロッド : ゼナック ディフィーバーンブラックフィン11.6RG

リール : シマノツインパワー4000EG

ライン : クレハ 完全シーバス1.5号

リーダー :クレハプレミアムMAX25ポンド

ルアー : DUO タイドミノー145SLD-F(チゴモリイワシ)