STAFF REPORTスタッフレポート
師匠とのメバル釣り
私の釣りの師匠は二人いて共に若い十代の超エキスパートである。その師匠の一人であるよしたか師匠からメールが届いた。
「赤木さん、メバル入食いやから今晩一緒に行きましょう!」
有難いお言葉である。
さっそく老眼にムチを打って、予め細いラインにガイドを通し、エビッコのグローカラーをセットして師匠の自宅を訪ねる。
メバルのポイントは師匠の自宅から徒歩5分と抜群の立地条件で、師匠は連夜実釣を繰返しており、メバル必釣パターンのデーターは満載している。
そして最近の状況から今晩も爆釣間違いないと豪語している。友人の佐々木君も加わり早速並んで距離を取り立ち込んでのメバル釣りがスタートした。
「アタリだしたらワンキャストワンヒットですから」っと、まだこの時点では調子のいい師匠。
実は師匠に誘われての釣りはと言うと、前日までのアタリが嘘の様に静まり返った海となる事実をここで付け加えておく。
本日の状況は潮の流れがあまり感じない。案の程1時間キャストしてもアタリ一つない。ここで師匠の動きが慌しくなってきた。
「こんなハズやないのに・・・」っと後ろで呟き右往左往する師匠。
本日のファーストヒットはやはり師匠である。
私もしばらく同じポイントで狙っていると小気味の良いアタリでエビッコがワンバイトを捕らえた。
しっかりベイトを喰っているのかこの20cmサイズでも元気一杯のファイトを展開する。その後も渋い状況の中、執念でバイトさせる師匠と佐々木君。
私もエビッコで何とか小マシなサイズをバイトさせ、ポツポツ程度のアタリではあるがヒットしてくるメバル。
師匠の焦る顔を見れると思えば爆釣より楽しい。
すっかり夜も吹けアタリも途絶えたところで終了となった。
「赤木さん、こうなったら釣行回数増しましょう!そのうち爆釣しますから」という師匠。師匠と釣りに行けば苦手な夜釣りも克服できそうである。
しかしながら19歳の師匠にどこまで身体がついていけるかが心配である。
若い師匠を持つと大変である。