STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Pro Staff赤木 光広

漢磯紫流儀

磯を舞台にターゲットに真っ向勝負を挑むパワフルアングラー赤木光広のホットレポート。 岸和田市在住 / 紀伊半島をホームにヒラ・マル・青物を追い求める、常に全開の豪傑釣師。

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2012.12.22

ポットベリー

今年も早いもので12月半ば。秋らしい秋を感じないまま冬に入ったような季節変化に魚はどう影響があるのだろう。

最近は水温上昇が遅く下降も遅いといった傾向に、産卵期もズレて来るのでは?と考えるのであるが、魚はきっちり従来通りのタイミングで産卵している。この日もプロポーションのいいマルスズキを求めて流れのある磯をランガンする。

まずは私のパイロットルアー的存在であるタイドミノーSLD-145Fで流れのクセを掴むべくアプローチしていく。

数投後に吸込む様なアタリとともにアワせると、十分なウエイトがバットまで伝わった。

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しっかりお腹が膨らんで間もなくスポーニングに入るであろう個体はヒラスズキの様な風貌である。

ゆっくり戻っていく光景を見ながらホッと一息入。そしてまたまたSLDで北の風を切り裂く。

同じヒットポイントを重点的に攻めること3投目に今度は引っ手繰るようなアタリ。ほぼ同じサイズで産卵期特有のスピードこそないが下へグイグイ締め込むファイトは、じっくりやり取りに時間があり非常に楽しい。

その2匹目を追加したところで反応が無くなりしばしの沈黙となった。回遊が無いのかあるいはスレとなったのか?

ここで真打登場。大好きなリアリスジャークベイト120SPを投入する。カラーは野ギル。

ご存知このジャークベイトはバス用に設計されたルアーであるが、常にハイプレッシャーでのバス釣りにおいて、バイトに導く設計は多彩な動きを可能にし、一般のミノーにない動きで魅了する。

潮流に馴染ませ流すのもよし、ヒラを打たせて見せるのもよし、その名の通りジャークで誘うのもよしである。

答えはすぐに出た。流れが落ち着いたピンでドンと待ってましたバイト。

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しばしこのパターンでバイトが続き、冬の寒さを忘れてええオッサンは一人磯ではしゃぎながらシーバスダンシング。今年もあとわずか。まだまだ釣りまくりますよ〜!

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