STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Pro Staff赤木 光広

漢磯紫流儀

磯を舞台にターゲットに真っ向勝負を挑むパワフルアングラー赤木光広のホットレポート。 岸和田市在住 / 紀伊半島をホームにヒラ・マル・青物を追い求める、常に全開の豪傑釣師。

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2012.05.30

ジャークベイト

今年の南紀は非常にヒラスズキが好調であった。紀伊半島全域といっていいぐらいよく釣れ、6月になろうとしている今でさえ釣れ続いている。

春のヒラスズキを十分楽しんだ私は仲間と状況を模索しながら、マルスズキ、青物へとシフトし、初夏の空気漂う磯へのアプローチがはじまった。

そんな折、私の師でもあり、今では和歌山で遊漁船の船長である中井君から連絡があった。「今年は凄くベイトのカタクチが多いけど、付いてる魚が少ないよ?」っと、プロが近況をおしえてくれた。ならば付きのマルスズキを探ろうと、前回に引き続き友人の瀧本君と二人で、じっくり攻めてみることとなった。

その瀧本君が早速ロッドを気持ちよく曲げている。「赤木さん、あまり引きませんわ・・・」

まだ十分餌を食べていない痩せ気味マルスズキはエラ洗いするのも一苦労の様子である。

 

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さすがにヒラスズキの名手はマルスズキの着場も逃さない。

では次は私の番、っと最近使ってみたくて仕方が無かったレアリス。18gにして何とよく飛ぶ事かと関心させられる。早速景気よく行きたいところであるが、残念ながら磯に横たわったのは、雑食ファイターである。

 

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その様子をみて、瀧本さんが、「ジャークベイト使ってるんですね。トレンドじゃないですか!」。

「ジャークベイトって何?」。

しばし瀧本さんの講習を受けてようやく理解できた私は、ぎこちないジャークを加えながら攻める。すると何と名残惜しい魚がヒットしてきた。

 

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エラ洗いはこうするんだ!っとばかりにこいつはマルとはジャンプ力に格が違うんだと元気一杯空中を躍動する。

一方の瀧本さんはマルの量産体制で次から次へとタイドミノーSLD125Fで釣りまくる。

 

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瀧本さん曰く、このミノーとタイドミノースリムがあれば間違いないらしい。

しかしこの日のヒラスズキは何故かレアリスジャークベイトがお気に入りなのか、ヒットが集中していた。

このルアー、飛距離といい、ボディ側面のフラッシングといい、流れに対する安定性、それらの基本性を判断するとかなり使えると見た。これからこのルアーを使い込んでしばし磯通いとなるが、いまから晩秋からの南紀でのヒラスズキも非常に楽しみになった。


タックルデータ

ロッド : ゼナック ミュートスプラグスペシャルAKAGIモデル

リール : ダイワ セルテートハイパーカスタム
3500

ライン : クレハ シーガー完全シーバス1.5号

リーダー : クレハ シーガープレミアムマックス25ポンド

ルアー : レアリスジャークベイト120  タイドミノースリム120・140