STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Pro Staff赤木 光広

漢磯紫流儀

磯を舞台にターゲットに真っ向勝負を挑むパワフルアングラー赤木光広のホットレポート。 岸和田市在住 / 紀伊半島をホームにヒラ・マル・青物を追い求める、常に全開の豪傑釣師。

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2012.04.26

古くからの友人

 

開花が遅れた桜の花も、今では散りきってしまった。今年の桜は満開になった時の時間が非常に短く感じた。

自然というのは帳尻を合わすかの様に補正し、一年という周期の中で、上手くバランスが保たれていることをあらためて実感した。つまり魚も・・・

さてこの時期にはアフターオンリーのグッドサイズのヒラスズキが期待できることもあり、程好い低気圧の通過と同調するかの様に、古くから同じ釣りを親しんできた友人の瀧本君と串本へ出掛けてみた。

南東からのウネリはヒラスズキには格好のサラシを形成し、無言の二人はお互い心の中で「もらった」なんて、これまた心も同調しているに違いない。

適度な波、適度な湿度と雨、適度な気温、十分なベイトフィッシュ。こうまで条件が揃うとヒラスズキの乱舞がはじまる。

 

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60cm程度の小型が多いものの、毎回のヒットはヒラ師の至福の時でもある。

瀧本君は、今日の条件がヒラ師としてのツボにハマったのか、終始笑いが止まらない様子。私はというと、この際いろんなパターンは無いかとあらゆるルアーで反応を試みる。そんな中、風があまりない本日の条件にシックリきてヒラスズキの一番のお気に入りは、やはりタイドミノースリム120

 

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圧倒的バイトで20バイト以上の成績。そしてタイドミノースリム140も負けてはいない。少し遠いポイントであれば間違いないアイテムである。そのスリム140に本日最大の76cmがヒットした。

 

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結局二人で裕に20本以上のヒラスズキをキャッチでき、バイトはそれ以上にかなりあった。十分なバイトに二人ともお腹がいっぱいになり、移り気の早い二人の頭の中は、アフターファイブの泡の出る琥珀色の飲み物しか浮ばなくなった。

普段は気になる雨さえ楽しく感じる磯のヒラスズキ釣り。酒の肴はヒラの舞で胃に浸みる・・・。

 

タックルデータ

ロッド  ゼナック ディッフィーバーン 12.6フィート

リール  シマノ尾長SP6000D

ライン  クレハ R18完全シーバス 1.5号

リーダー クレハ プレミアムマックス 30ポンド

ルアー  DUO タイドミノースリム120・140 タイドミノーSLD145F