STAFF REPORTスタッフレポート

SALT Pro Staff高木 孝

出会いを求め

静岡・愛知のサーフゲームを中心に、狙った魚だけでなく釣りを通じた様々な人との出会いを大切に、日々に楽しんでいます。 豊田市在住 / 海は無いが交通アクセスの良い環境を生かし、 圧倒的な行動力で各地のフィールドを駆け回るタフネスアングラー。

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2010.05.11

春を探して

 幼い頃、父親と一緒に近所の川や池で楽しんだ魚釣り、男の子であれば良い思い出として思いだされるのではないでしょうか?私自身、海とは無縁の愛知県豊田市で生まれ育ったのですが気付けばすっかりソルトルアーゲームの虜に、休日を利用して海沿いで遊んでいます。遠州灘や浜名湖、そして三河湾等で体力任せにロッドを振っているので見掛けたら声を掛けて下さい。
 記憶にないほど寒暖が厳しかった今年の初春、遠州灘のサーフゲームは安定しない天候と冷たい雨、例年なら河口周りで見ることができる稚アユの遡上遅れが影響したのか?厳しい釣りが続きました。ナイトゲームを中心にシーバスの姿は見れたもののキャッチに至るのは可愛いサイズばかり

 冬の釣りを思わせるテリフ120、タイドミノーサーフを流れに乗せるイメージのスローな釣りで反応を得たものの稚アユを意識しているであろうシーバス・ヒラメを狙ったミノーでの釣りでは反応が薄かったように感じています。

秋には沢山のアングラーで埋め尽くされていた海岸線も貸し切り状態で朝マズメ、出勤前のヒラメ狙い という光景も目にしません、そして冬の名物メッコ漁(ウナギの幼魚を網ですくう)も不調だったようです。例年なら3月ともなれば必要量が確保され漁は終了となるのですが今年は取れ始めたのが遅かったようで1キロ、100万円以上という高値が続き4月に入っても熱心な漁師さんの姿が見られました。
陸地同様に海の中も季節の変化が遅れているようでアングラーの活性も上がらないようですが5月に入り大型シーバスやヒラメの釣果が聞かれ初めたこともありこれからに期待が持てそうです。

思うようにいかなかったサーフゲームですがそんな時はメバルが遊んでくれます。三河湾や浜名湖、遠州灘各漁港と比較的足場も良くライトタックルで狙えるメバルですが20センチまでの小型がメインでこの地域で夢の尺オーバーを狙うなら潮通しも良く、水深がある御前崎港周辺が有望と言えます。
自宅から200キロメートルと決して近くはないのですがスタッフブログで紹介して頂いた沖の藻場をYURAMEKIのダブルフック(ケンケン針)使用で攻めて夢の尺とはいかないものの良型をキャッチ、この1匹を見て御前崎で尺サイズの夢が膨らみました!

しかし現実は厳しく「いったか」と思ったサイズは28センチと悔しい釣行が続いた4月下旬、釣れれば良型と思っていたのだが小型ワームでのファーストキャッチはなんと10センチ、その後も15センチと続いたため飛距離のでるYURAMEKIで沖を狙おうとポイントを移動、ベイトフィッシュが群れる潮目めがけてフルキャストしてベイトフィッシュの下を通すイメージでロッドを操作してイレギュラーなアクションを加えた後のフォールに・・・・・
メバルならもしかしてと思わせるシーバスのようなバイトとクロダイのような強い引き、苦労してキャッチしたのは念願のサイズ、記憶に残る1匹となりました。

この1匹をキャッチするために費やした時間?
諦めちゃいけませんね。

タックル
ロッド:ウエダ トラウトロッド7ft

リール:シマノ ツインパワー2500

ライン:ユニチカ ナイトゲームTHEメバル0.4号

リーダー:ナイロン5lb

ルアー:YURAMEKI グロースポッドピンク