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CEOダイアリー綺麗な海とは・・
お疲れ様です!
本日インフルエンザの予防接種受けてきました^^
今年も無敵です(-。-)y-゜゜゜
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綺麗な海とは・・
例えば沖縄や南国あたりに行くとき
着陸間際、眼下に白い砂浜からの青い海が広がってますよね!
若者、特に女子はそれらを見ただけでテンションダダ上がりかと思われます^^
もちろん沖縄の海はこちらの海に比べると綺麗なのですが
サンゴの有る 「綺麗な海」 という定義だと、
本来の姿ではありません。
サンゴ・・俗にミドリ石と言われるハードコーラルは上から見ると黒っぽく見えます。
ですので白い砂浜からコバルトブルーの海の先は黒っぽく見えたり
そういった黒や茶褐色のかたまりが点在しているのが正常なのです。
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で、ここからめんどくさい話・・
以前、KAZZさんにこの話をしたら失笑(マニアすぎて)されたのですが
俗にいうサンゴ・・
適水温は種類にもよりますが25℃前後、30℃を超えると死ぬと言われています。僕はそうは思いませんが・・
で、当然ですが、サンゴ、正確にはサンゴと共生する褐虫藻は光合成しますので
日光は必要です!要するに透明度
さらに重要なのは、水質が「貧栄養」であること
イメージ的に「貧栄養」というと
栄養が貧しいからだめじゃん!と思われがちですが
この場合の栄養とは栄養塩(窒素、リン、ケイ素)
植物プランクトン、藻類、海藻、植物などには必要で、
人間の生活、生産活動で大量に排出されています。
敢えて簡単に書きますが
人間は生活上、栄養塩を自然界の排出するそれに加えて排出していますので
内水面における水草、アオミドロなどの藻類、
海における海藻、〇〇潮などの植物性プランクトンなどの増殖をアシストしています。
ですので、一部の種類を除き、貧栄養を好むサンゴと富栄養を好む海藻は同じ場所では共生できません。
サンゴが大量にあるエリアに海藻は有りませんし
海藻が生い茂る場所にサンゴは有りません。
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で、何が言いたいかというと
本当に綺麗な南国の海は貧栄養でサンゴが多い海
サンゴの無い(少ない)海はエメラルドブルーで綺麗に見えますが
砂地+サンゴの白化(死骸)が底に有るのでそう見えるだけなのです。
勿論、サンゴの嫌う栄養塩は人間が出すだけではありませんが
人口の多い南国の海は一見綺麗に見えますがサンゴを探すのも大変なくらい・・
岸からのアプローチで言えば
沖縄本島でサンゴ、特にミドリ石(ハードコーラル)の群生を僕は知りません
キクメ石(比較的強いハードコーラルの種類)をちらほら見るくらいです。
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自分も含めてですので偉そうなことは言えませんが
人間が普通に生活するだけで、環境には影響を与え続けます。
全てがネガティブな影響とは思いませんが
これらの環境問題を語る時
言いやすい原因、プレゼンしやすい原因を強調したり
別の何かを拒むために無理やり環境問題に結び付けるのは根本的な部分・・
本当に直さなくてはならない部分を隠してしまいます。
とあるNPOのHPにサンゴの減少の原因に「釣り」がノミネートされていたので気になって書きました。
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安達